杉の森神社

 毛利藩主が別荘を建てたところ、夜ごとに不思議なことがおこるので

占ってもらうと、これは杉家の亡霊のたたりといわれたので、館の近く (乗兼)に宮を建て祭られた。

 明治17年に興元寺境内に移されたが、鳥居の左側の柱に日月宮殿安楽而住、文久元年(1861年)辛酉吉祥日と、右側の柱に神坐鳥居入従此身、萬延二(1861年)辛酉年三月吉祥と彫ってあり、とうろうにも文久元年辛酉吉祥日と彫ってある。社の中に「かみしも」のようなものが祭神として祭ってある。

 5月9日にとうろうを立てゝ前夜祭があり、10日に祭が行われている。9月28日には扉が開かれ供養がある。