釈迦堂(釋迦堂)

 現在の岐南町にあり、敷地は約60坪(200㎡)あった。旧暦3月21日と9月21日には参拝者に接待しており、雨天でも堂の前でできるように5坪位の瓦ぶきの屋形が造られていた。

 まわりに地蔵様があり、裏に墓石(杉氏に殉じた杉氏遺臣の墓といわれている)があり、キシャの木という直径30㎝ぐらいの木もあった。

 この釋迦堂は、明治42年ごろ福田寺へ奉納され、イチョウの木のそばに安置されている。地蔵様は、後に西辻の有志が弁財天様の所に勧請された。