五輪塔(九ノ森)

 この五輪塔は、高さ1.1mで、陶氏か杉氏かの武将九人の墓ともいわれ、また落人の墓ともいわれている。

 五輪塔は、宇宙の五元素を形どったもので、下から方形(地輪)、円形(水輪)、三角(火輪)、半月形(風輪)、宝珠形(空輪)の五つの形で現わされ、特に鎌倉時代に多く造られた。

 この付近を九ノ森といっているが、九つの小さな森があったのでいわれているようであり、塔の周りにある多数の小さな墓石は、付近に散在していたのを集めたものである。

岐山地区夢プラン's Ownd

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